札幌市は、4年前に中学1年生の女子生徒がいじめを苦に自殺した件に関して、遺族に対し和解金として6,000万円を支払う方針を固めました。この訴訟は、生徒の両親が市を相手に約6,500万円の損害賠償を求めて提訴したものです。
いじめの詳細と市の対応
女子生徒は小学5年生の頃から約2年間にわたり、同級生から執拗ないじめを受けていました。生徒はその間、教師に何度も被害を訴えたものの、学校側は十分な対応を取らなかったとされています。これにより、生徒はうつ病を発症し、最終的に自殺に追い込まれたとされています。
和解の決定と議会提出
関係者によると、市は自殺といじめの因果関係を認め、和解金として6,000万円を支払う方針を示しました。この件について、札幌市は今月21日に開催される議会に議案を提出する予定です。
市側は、今回の和解を通じて、いじめの再発防止や教育現場での責任をより一層強化する方針です。