千葉県印西市の小学校で8日午後、児童が誤って催涙スプレーを噴射し、27人が体調不良を訴える騒ぎがありました。このうち3人は救急搬送されましたが、いずれも軽症とされています。
「目がかゆい」「のどが痛い」と次々に訴え
事故が発生したのは、印西市立原山小学校。8日午後2時15分ごろ、教員から「不審者対策用の催涙スプレーを誤って噴射してしまい、児童が目のかゆみやのどの痛みを訴えている」と119番通報がありました。
警察と消防によると、児童27人が体調不良を訴え、このうち少なくとも3人が救急搬送されたということです。搬送された児童は軽症とみられています。
教室内で誤って噴射か 警察が状況調査中
催涙スプレーは、不審者対策として学校に備え付けられていたものとみられ、警察は児童が教室内で誤ってスプレーを噴射した可能性があるとみて、当時の状況や保管体制などについて詳しく調べています。
今回の件を受け、保護者や地域からは「安全対策としての備品が逆にリスクになるのは本末転倒」といった声も上がっており、学校側の管理体制に対する見直しが求められそうです。
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