劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)」が、公開から24日で興行収入113億円、観客動員786万人を突破したことが分かりました。5月12日に発表された最新の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では、4週連続で首位を獲得。シリーズ史上最大のヒットとなる可能性も出てきました。
シリーズ史上最大規模の公開、初日で10億円超えのスタートダッシュ
今作は、劇場版シリーズ第28作として2024年4月18日に全国522館という過去最大規模で公開。前作の515館を超える展開で、公開初日には興収10億5000万円・動員69万人を記録しました。
その後も勢いは衰えず、
- 公開6日間で 興収約44.4億円・動員約300万人
- 公開10日間で 興収約63.4億円・動員約430万人
- 公開19日間で 興収約104億円・動員約726万人
と記録を次々に更新。2023年「黒鉄の魚影(サブマリン)」、2024年「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」に続き、3作連続で100億円突破の快挙を達成しました。
舞台は長野県の雪山、“隻眼”の大和敢助が中心に
今作では、長野県の雪山を舞台に、“隻眼”となった長野県警の大和敢助が中心人物となります。雪崩に巻き込まれた過去の事件と、現在起きる天文台での襲撃事件が交錯。江戸川コナンと“眠りの小五郎”がその謎に迫ります。
敢助の左眼が痛み出すと同時に動き出すパラボラアンテナ、そして鳴り響く銃声。記憶の“フラッシュバック”が、事件の真相を明らかにしていくスリリングな展開となっています。
コナンの人気は止まらない
「名探偵コナン」は1994年より「週刊少年サンデー」で連載を開始し、テレビアニメは1996年からスタート。コミックス累計発行部数は2億7000万部超という国民的コンテンツです。
劇場版シリーズの進化とともに、ファン層は子どもから大人へと拡大。今作もファンの期待を大きく上回るヒットとなっており、どこまで記録を伸ばすのか注目されています。
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