2026年春、国民的グループ「嵐」が解散前の最後のコンサートツアーを開催する。5人そろって動画での発表はファンにとって朗報であり、同時に“絶望”でもあった──そう、チケット問題である。
◆ファンクラブ会員300万人、チケットの供給が圧倒的に足りない
嵐のファンクラブ(FC)は最盛期で300万人超とされ、年会費は4,000円。単純計算で年に120億円規模の収入が見込まれていた。実際に、活動休止後もFCは継続され、ファンとの絆は維持されてきた。
だが、最後のツアーを目前にして問題が浮上している──FC会員数に対し、コンサートチケットの供給数が明らかに足りないという点だ。
「ドームツアーで237万人を動員した実績があるとはいえ、300万人全員が観られる公演数を確保するのは現実的ではありません」(芸能記者)
◆“国立40公演”でも届かない現実
国立競技場や日産スタジアムなど、最大7万人規模の会場であっても、300万人のファン全員にチケットを行き渡らせるには40公演以上が必要とされている。しかし春の開催予定となれば、プロ野球開幕と重なり、ドーム会場の確保も困難。
1会場のキャパシティとスケジュールの都合上、仮に15〜20公演しかできなければ、当選倍率は10倍以上も予想される。SNSでは既に《Switch2より厳しい倍率》《お願いだから一人1回当たる制度にして》《また転売屋に負ける未来しか見えない》といった悲鳴が飛び交っている。
◆嵐メンバーは“下見”済み?Snow Man公演に姿も
2025年4月、後輩グループSnow Manが国立競技場で公演を行った際、ステージ演出を担当した松本潤と、観覧に訪れた櫻井翔の姿が確認されている。これが“下見”だったのではと噂されているのだ。
「嵐にとって国立は“聖地”です。最後にふさわしい場所として戻る可能性は高いでしょう」(同前)
◆「一度きり」の重みとファンの葛藤
“もう二度と5人そろってのパフォーマンスは見られない”──その事実が、より一層チケット争奪戦に拍車をかけている。誰もが「最後だからこそ行きたい」と願うが、それを叶えられる人数には限りがある。
ファンの間では、
- 一人一公演のみ応募可能制度にして
- 配信や映画館でのライブビューイングも設けてほしい
- 転売対策を徹底して
など、様々な案が議論されている。
■まとめ:300万人の願いは、5人に届くのか
国民的アイドルグループの“終幕”にふさわしいステージ──それは同時に、史上最大のチケット争奪戦の幕開けでもある。推定120億円のFC収入と、5人への“感謝”がぶつかる2026年春。
最後の“嵐”が巻き起こす旋風は、ファンの歓喜と悲鳴を同時に巻き起こすことになるだろう。
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