埼玉県越谷市で、駐車中の車を石のようなもので傷つけたとして、68歳の女が器物損壊の疑いで逮捕されました。赤いダウンに身を包み、帽子には大きなリボン。
防犯カメラには、まるでためらいもなく車の周囲を一周しながら傷をつけていく姿が記録されていました。
■防犯カメラが捉えた“異様な行動”
事件が起きたのは、早朝5時前の住宅街。赤い服を着た女が現れ、道端で何かを拾ったかと思うと、そのまま駐車中の車に接近。石のようなものを手に、車体の片側を傷つけるように引っかきながら移動。さらにUターンして反対側も傷をつけ、車の周囲をぐるりと一周したとみられます。
この行動を目撃した住民は、「あぁ、これ何かやってるなと思った」「道の真ん中で座って笑っていた。車の邪魔をしていた」と証言しています。
■修理費は37万円超 「衝撃とショック」の被害者
被害に遭った車の持ち主は「迷いがなく、目立つ格好で堂々とやっていた。衝撃とショックが大きい」と語り、修理費はおよそ37万円にものぼるとのこと。
さらに、この女性によるものとみられる被害は同時期に十数件確認されており、被害届も複数出されています。
■「やっていない」と容疑を否認
逮捕されたのは越谷市に住む谷池美代子容疑者（68）。調べに対し「やっていない」と容疑を否認しています。
近隣では以前から「道の真ん中で笑っていた」「普通の神経ではない」と不審行動が目撃されており、地域では不安が広がっています。
■SNSでも怒りと困惑の声
SNS上では、「なぜこんなことを」「車は生活の足、勝手に壊すとかありえない」「防犯カメラがなければ泣き寝入りだった」といった怒りの声が相次いでいます。
まとめ
迷惑行為どころか、生活に直結する財産を傷つけた今回の事件。容疑者は否認していますが、防犯カメラという“決定的証拠”のもと、警察は関連する他の被害についても調べを進めています。繰り返される不可解な行動の裏に、どんな動機があるのでしょうか。
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