5月9日、横浜スタジアムで行われたDeNA対広島戦は、DeNAが延長十回に劇的なサヨナラ勝ち。ヒーローは、途中出場の林琢真選手。初のサヨナラ打に加え、魂の守備でも魅せ、試合後のお立ち台では涙を流しながら家族への想いを語りました。
延長十回、林が左中間を破るサヨナラ打!
3−3で迎えた延長十回。1死二塁の場面で打席に立った林選手が、広島の投手から左中間を破る会心の適時二塁打。これがプロ初のサヨナラ打となり、チームを勝利へ導きました。
直前には同期の松尾選手が左中間にツーベースを放ち、サヨナラの流れをつくる活躍も。
守備と走塁でも魅せた「魂のプレー」
林選手は八回に代走で出場すると、すぐさま盗塁を決めてアピール。さらに守備では、延長十回にカメラマン席へ飛び込んでのファウルフライ好捕と、全身全霊のプレーでスタンドを沸かせました。
お立ち台で涙「ばあちゃんが来るの、最後かもって…」
試合後、松尾選手とともにお立ち台に上がった林選手は、感極まって涙。「ばあちゃんが足が悪くて、見に来るのが最後になるかもって言われていて…打てて良かった」と語り、スタンドから大きな拍手が送られました。
また、「今年の年明けにじいちゃんが亡くなって…そのじいちゃんの分も」と言葉を詰まらせながら、「まだ始まったばかり。ここから逆襲していけるように頑張る」と力強く締めくくりました。
林琢真、魂のメッセージ
「毎日、“今日が最後の試合”という気持ちでグラウンドに立っている。守備と走塁が自分の売り。根性出して最後までやりきりたい。」
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