2日午後8時ごろ、兵庫県西宮市高須町2丁目の武庫川団地で火災が発生した。火元は団地8階の一室で、近隣住民が部屋から上がる煙に気付き、119番通報した。
西宮市消防局と県警甲子園署によると、この部屋に1人で住んでいた男性が全身にやけどを負い、病院へ搬送された。意識はある状態だが、警察がけがの程度を詳しく確認している。
火災は、男性が調理中にガスこんろの火が衣服などに燃え移った可能性が高いとみられている。焼損面積は約1平方メートルにとどまり、火はすでに消し止められており、周囲への延焼はなかった。
現場は、阪神電鉄武庫川線「武庫川団地前駅」から西へ約700メートルの住宅密集地に位置し、住民の多くが騒然とした様子で消防活動を見守った。
警察と消防は、出火原因の詳細を調べるとともに、ガスこんろ使用時の安全確認を呼びかけている。
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