国内最高齢・林おかぎさん死去 115歳、岐阜県土岐市 新たな最高齢者は愛知県の近藤ミネさん

岐阜県土岐市在住で、国内最高齢だった林おかぎさんが、2025年4月26日に心不全のため亡くなった。厚生労働省などが28日に発表した。享年115歳。
明治42年(1909年)9月2日生まれの林さんは、長きにわたり市民に希望と勇気を与え続けた存在だった。

訃報を受け、土岐市の加藤淳司市長は「市民に希望を与えてくださった林おかぎ様の突然の訃報に大変驚くとともに哀惜の念に堪えません。温かい笑顔は私たちの心に深く刻まれています」と追悼のコメントを発表。市を挙げて哀悼の意が表された。

林さんはその穏やかな人柄と笑顔で多くの人に愛され、地域の象徴的な存在だった。高齢化社会が進む日本において、「生きる力」を体現する存在として、多くのメディアにも取り上げられていた。

厚生労働省によると、林さんの死去により、国内の新たな最高齢者は愛知県幸田町在住の近藤ミネさん(114歳)となった。近藤さんは1910年(明治43年)9月1日生まれで、林さんとはわずか1歳違い。新たな国内最高齢者として注目を集めることになる。

国内最高齢者の交代は、長寿を祝うとともに、命の尊さや人生の重みを改めて考えさせられる出来事でもある。
林おかぎさんのご冥福を心よりお祈りするとともに、その穏やかな笑顔と生きざまを、これからも多くの人が忘れずに語り継いでいくことだろう。

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