天皇ご一家の私的な生活費「お手元金」約360万円を着服したとして、宮内庁は1日、両陛下と長女・愛子さまを支える20代の男性職員を懲戒免職処分にしたと発表しました。
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■ 着服の詳細 ―「当直のたびに盗み出していた」
問題となったのは、宮内庁侍従職に所属する20代の男性職員。2023年11月から2025年3月までの約1年半にわたり、皇居内の事務室に保管されていた「お手元金」を、当直勤務のたびに数万円ずつ盗み出していたといいます。
「お手元金」とは、天皇皇后両陛下や愛子さまの日常生活やご活動に使われる、いわば私的な生活費のこと。
2025年3月、帳簿と現金の残高が一致しないことが発覚し、調査の結果、合計で約360万円が使途不明になっていたことが判明しました。
■ 本人は「お金に困っていた」と供述
宮内庁によると、職員は事情聴取に対し「お金に困って生活費に充てた」と話し、着服を認めているとのことです。現在までに被害額は全額返済されています。
■ 宮内庁は厳正に処分
宮内庁は「国民の信頼を損なう重大な行為であり、誠に遺憾」とコメント。懲戒免職という最も重い処分を下し、再発防止の徹底を図るとしています。
■ ネットでは衝撃の声
SNSでは「皇室のお金に手を付けるなんて前代未聞」「信頼関係のもとで働くべき立場でこれはありえない」といった厳しい声が多数。
皇室の私的費用が着服されるという事例は極めて稀で、ネット上でも大きな話題となっています。
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