
2025年5月7日、石破茂首相が過去に3000万円超の政治資金を受け取りながら、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがあると「週刊文春 電子版」が報じ、波紋が広がっています。
■ 支援者からの“継続的支援”が発覚
報道によれば、ある元政治団体代表の男性が、2003年から2014年にかけて、毎年数百万円単位で石破氏の政治資金パーティー券を購入。また、自民党総裁選への出馬時などに「陣中見舞い」として、現金を直接手渡したとされています。
これらの支援の総額は3000万円を超えると見られていますが、石破氏側の政治資金収支報告書には記載がなかったとのこと。
■ 政治資金規正法に抵触の可能性も
政治資金規正法では、1回のパーティーにつき20万円を超える購入者については、その氏名と金額の記載が義務付けられています。記載漏れが事実であれば、違法献金の疑いが浮上する重大な問題となります。
■ 首相側は否定「法令に従って処理」
これに対し、林芳正官房長官は7日の記者会見で、「首相の事務所は取材に対し、政治資金については法令に従い適正に処理し、その収支を報告していると回答している」と述べ、疑惑を否定しました。
石破首相本人からのコメントは現時点では出ていません。
今後の焦点は?
- 記載漏れは故意か過失か
- 他にも“記載漏れ支援者”が存在するのか
- 野党やメディアによる追及の動き
- 石破首相の進退への影響
「裏金問題」や「キックバック問題」で揺れる自民党にとって、政権トップへの不信が広がることになれば、今後の政局にも大きな影を落とす可能性があります。
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