新潟県三条市の中心部で10日未明に発生した火災が、出火から16時間が経過した同日午後6時時点でも鎮火していないことがわかりました。
火災が発生したのは、三条市居島にある雑居ビルの1階。10日午前1時30分ごろ、ビル内にあるバーから出火し、瞬く間に周囲の建物へと延焼しました。現場はJR北三条駅からほど近い繁華街で、飲食店や店舗が密集する地域です。
消防によると、これまでに消防車24台が出動して消火活動にあたっており、少なくとも周辺の7棟に火が燃え移ったとしています。火の勢いは午後に入って徐々に弱まってはいるものの、午後6時時点でも鎮火には至っておらず、依然として現場では懸命な活動が続いています。
けが人については、現時点で周辺住民や飲食店の従業員、利用客に被害は確認されていません。しかし、消火にあたっていた消防隊員2人が建物の崩落に巻き込まれる形で足にけがを負っており、治療を受けています。
警察と消防は、火災の原因や被害状況の詳しい確認を急ぐとともに、延焼拡大を防ぐための対応を継続しています。
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