【炎上】すき家で共用ピッチャーに直接口をつけ飲酒 16歳少女2人が書類送検に

大手牛丼チェーン「すき家」の大阪ミナミの店舗で、共用の水差し「ピッチャー」に直接口をつけてお茶を飲む動画がSNS上で拡散し、大きな批判を呼びました。問題の行為を行ったとして、大阪府内の16歳の少女2人が、威力業務妨害の疑いで書類送検されていたことが警察への取材で明らかになりました。

■ 店の信用を損ねた“悪ふざけ”動画

事件が起きたのは2025年2月。店舗内に設置されている、複数の客が共用で使うピッチャーに、2人の少女が順番に直接口をつけて飲む様子を撮影した動画がSNSに投稿されました。
「すき家で回し飲み」などのコメントとともに拡散されたこの映像に対し、SNSでは「不衛生すぎる」「飲食店でありえない行為」「モラル崩壊」など、怒りや困惑の声が殺到。

これを受け、店側は警察に被害届を提出。警察は威力業務妨害の疑いで捜査を行い、関与したとされる16歳の少女2人を特定、5月に書類送検しました。

■ 威力業務妨害罪とは?

今回のように、悪ふざけが原因で業務が正常に遂行できないと判断されれば「威力業務妨害罪」が適用されるケースがあります。
たとえ器物破損などがなくとも、店舗の営業妨害や、社会的信用の毀損につながる行為は法的に厳しく問われることがあります。

■ 企業コメント「到底許容できない行為」

「すき家」を運営するゼンショーグループは、今回の件について以下のようにコメントを発表しています。

「安全で楽しく食事をされるお客様に被害が及ぶような行為は到底許容できません。このような迷惑行為については引き続き、厳正に対処していきます」

このような迷惑行為への毅然とした姿勢は、再発防止を強く意識したものとみられます。

■ “バカッター”はなぜ繰り返されるのか

今回のような「迷惑行為動画の拡散」は、かつて流行語にもなった“バカッター”の再来とも言える現象です。
過去にはコンビニのアイス冷凍庫に入った写真や、飲食店で不衛生な行為を撮影するなど、同様のケースが繰り返されてきました。

一見して“軽いノリ”に見えるかもしれませんが、企業の信頼を損なうだけでなく、法的責任を問われ、将来的な進学や就職にも悪影響を及ぼす可能性があります。

■ ネット世代に求められる「モラル」と「責任感」

スマホが当たり前となった現代において、若年層によるSNSでの投稿が社会問題化することが増えています。
誰でも発信できる一方で、その内容によっては大きな社会的代償を払うリスクがあるという意識が、今こそ求められているのではないでしょうか。

今週のトレンド

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする