2025年5月4日──今年のゴールデンウィーク明けに、いわゆる「五月病」が例年以上に多発する恐れがあるとして、専門家が警戒を呼びかけている。
SNS上でもすでに「休み明けが怖い」「会社に行ける気がしない」といった投稿が急増中。X(旧Twitter)では「#五月病」や「#出社したくない」といったワードが早くもトレンド入りの兆しを見せている。
今年のGWは最大10連休。生活リズムの乱れに加え、新年度の疲れや社会不安も重なり、精神的負荷が例年以上に大きくなっているとみられる。
都内メンタルクリニックの医師は「2025年は特に“五月病予備軍”が多い。気温差や事件報道による不安、物価高などが重なり、心が休まらないまま休暇が終わろうとしている」と指摘。今後、休み明けに出社できない・学校に行けないといったケースが相次ぐ可能性があるという。
また、4月に入社・入学したばかりの人たちは、環境変化へのストレスがピークを迎えており、「GWが唯一の休息だった」と語る声も少なくない。
対策としては、以下のような心がけが推奨されている。
- 連休明けに無理をしない(完璧を目指さない)
- 生活リズムを徐々に戻す
- 感情を言葉にして共有する(家族・SNS・カウンセラーなど)
連休最終日の5月5日・6日を前に、不調を感じている場合は、早めに対応することが推奨される。
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